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塩化アルミニウム
2005,08,24, Wednesday
皮膚病AtoZ 27号「塩化アルミニウム」
制汗剤(塩化アルミニウム液)の使用法
■ 作用機序1. アルミニウムイオンが汗中の成分(主に蛋白質)と凝固物を形成し、それによって汗孔を閉塞するためと考えられています。
2. 一部では継続使用にて汗腺の萎縮が報告されています。
■ 使用法
1. 腋窩(ワキ)では1日1回、就寝前によく患部が乾いた状態で薬剤を手にとって、あるいはコットンに染み込ませて、すり込むあるいは叩き込むようにして外用して下さい。夜は交感神経の働きが鎮まり、発汗が低下している時期であるためです。
2. 使用開始当初は連日外用して下さい。個人差はありますが数日から1週間で効果が出始めますので、その後は週に2~3回などご自身で調節して構いません。
3. できるだけ範囲を限局して使用して下さい。刺激が強い、あるいは赤いブツブツが出たときは使用を一時中止し、使用前後にベビーパウダーを併用してみて下さい。それでもおさまらない時は再来下さい。ステロイド外用剤を処方いたします。
4. 手足では効果が出にくいので、1日2回外用して下さい。一度外用後に乾燥させてからの2度塗りも時に効果的です。
5. 目の周り以外の顔にも使用できますが、刺激が出やすいため、小範囲でお試しになった後に気になる範囲全体に使用して下さい。顔用の抗コリン剤含有汗止めで はそのような刺激感はほとんどありません。作用機序の違いもあり、併用あるいは使い分けしてもよいでしょう。(お試し価格5mL=¥500、1回の外用で 2~3日持続)
■ 注意点
1. 基本的には70%エタノール液基剤でお出ししますが、刺激が強いあるいはアルコールでの脱水作用で乾燥しすぎるようでしたらエタノール除去した薬剤も用意しております。手足では1時間後くらいに保湿クリームを併用しましょう。
2. 外用後、1時間は洗浄、刺激物摂取、運動などは控えて下さい。
3. 「わきが」の場合にはエタノール溶液基剤の方が、表在菌を減らすため効果的です。*脱毛すると臭いは軽減します。動物性脂肪の摂取をお控え下さい。
4. 剃毛後は1日あけて下さい。刺激が出やすいためです。レーザー脱毛後は約1週間あけて下さい。
5. 発汗現象は交感神経支配のため、交感神経刺激作用のあるニコチン(タバコ)、カフェイン(コーヒー、紅茶など)、カフェイン類似物含有食物(チョコレート、ココアなど)を控えましょう。
6. アルミニウムは皮膚吸収がほとんど無く、通常の代謝機能があれば微量吸収されたものも速やかに排泄されるものと考えます。
2005年08月24日