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2005年10月24日
美白剤の使用法
2005,10,24, Monday
皮膚病AtoZ 「美白剤の使用法」
美白剤の使用法
(ハイドロキノン・レチノイン酸)
(ハイドロキノン・レチノイン酸)
【はじめに】
当院で使用していただく美白剤の主成分はハイドロキノンとレチノイン酸です。ハイドロキノンは一部の化粧品にも配合されている成分(濃度は異なります) で、チロシナーゼという酵素の働きを抑えることで新たなメラニン色素が作られるのを妨げるとともに、すでに出来てしまっているメラニン色素を還元すること で薄くする作用を併せ持っています。一方のレチノイン酸は皮膚のターンオーバー(生まれ変わりの速度)を早めることによって、皮膚にある色素を早く外に出 してゆこうとする作用があります。また、レチノイン酸を使用してゆくことで、皮膚の最外層の角質層が薄く保たれるようになり、結果としてハイドロキノンの ような成分の浸透性を高めます。そのため、両者を併用する方がより効果的に働きます。但し、レチノイン酸には少なからず赤みや薄く皮がむけてくるという刺 激症状が出現することがありますので、以下の方法に従って濃度や使用回数などの調節を行い、最小限の刺激症状で効果的に使用していただきたいと思います。
【成分・保管】
① ハイドロキノン(5%),②レチノイン酸(トレチノイン:0.025~0.2%)を主成分とし、酸化防止剤としてビタミンCを含有しています。空気,日 光,温度によって次第に活性の低下や酸化されての変色を来たしますので、短期間(約1ヶ月)で使いきって下さい。保管は冷暗所(冷蔵庫)にてお願いいたし ます。当院での製剤にはハイドロキノン単独のクリームとハイドロキノンと各種濃度のレチノイン酸を混合したTHクリームがあります。ハイドロキノンがお肌 に合わない方のためにレチノイン酸単独の製剤(0.025・0.05%)も用意しています。料金:ハイドロキノン5g(600円)10g(1000円), レチノイン酸5g(3150円)10g(5250円)
【使用方法】
洗顔後、現在お使いの化粧水の後にハイドロキノンあるいはTHクリー ムを使用します。少し時間をおいて日焼け止め、化粧、保湿クリームなどを使用して下さい。最初はレチノイン酸による刺激症状の出方を観察するため、朝はハ イドロキノン、夜はTHクリームを数日使用し、刺激症状(赤み、皮むけ、化粧水のしみる感など)が軽度であれば朝・夜ともにTHクリームを使用します。刺 激症状が強ければTHクリームの使用量を少なくする、あるいは1~2日の間をあける(この時はハイドロキノン使用)などの調節を行います。種々の化粧品な どで刺激症状を生じやすい方は0.025%のTHクリームから始めて、1日2回無理なく使用できるようになれば0.05%THクリームへ変更します。次第 に慣れを起こしてきますので、あせる必要はありません。レーザー治療後は、夜のみTHクリーム使用の上から肌色テープにて保護して下さい。より効果的です が、場合によっては刺激症状が強くでますので、その際はテープ使用を控えて下さい。使用後の赤みが中々消退しない時やひりつきが強いなどの症状があるとき にはご使用を中止し、クリニックを受診して下さい。
①:ハイドロキノン,夜:0.025%THクリーム → ②朝・夜:0.025%THクリーム → ③朝:ハイドロキノン,夜:0.05%THクリーム → ④朝・夜:0.05%THクリーム → ・・・・
* 刺激が強いとき:THクリームを減量、一時中止してハイドロキノンを使用
* THクリームの濃度変更は医師と相談の上で行います
投稿者 mildix : 04:26