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シワ対策&化粧品成分について
2006,12,10, Sunday
シワ対策&化粧品成分について
シワやたるみなど皮膚の老化には、通常、「加齢に伴う老化」と「光老化」と呼ばれる紫外線によるダメージが加わったものがあります。光老化といえば、ある夜の席で先輩から聞いた印象的なエピソードを思い出します――「昔、とある先生が、当時の中国なら(化粧をしないので)化粧品による皮膚の障害がほとんどないのではないか? との仮説のもとに現地に赴いたところ、逆に化粧品による遮光をしないために光老化が顕著であることがわかった…」と。私たちが社会生活を送る上では、紫外線の影響なしには考えられません。今回は、皮膚の老化とシワの発生ならびに化粧品成分についてのお話です。
■乾燥ジワ
小ジワには「乾燥ジワ」といわれるものと、折れ癖の始まりとしての「表情ジワ」があります。
「乾燥ジワ」とは皮膚表面の角質の水分が欠乏して、角質の透明感が失われて白さが出現し、皮膚紋理がはっきりと目立ってしまう状態をいいます。たとえば“皮脂”という油の膜がなく角質が厚い「かかと」を見てください。白くはっきりした皮膚紋理は、水で濡らすだけで目立たなくなります。ティッシュペーパーを丸めると小さなシワがたくさんできますが、光と影の影響でそのときははっきり見えるシワも、水を垂らせば繊維が膨化し、空気が無くなり透明になってしまい、やがて目立たなくなります。
こうした現象は油の膜が少なく、その下に水分保持がままならない部分に出やすいといえます。顔でいうと“目元”は特に出やすいところです。しかも30代も半ばになると、女性は男性とは異なり皮脂の分泌量が著明に減少してきます(逆に男性は、皮脂の分泌量が多く、その下に水分が蓄えられるため、乾燥小ジワが少ないのです)。
また、年齢を重ねるにつれてターンオーバーが遅くなり、角質は厚くなる傾向になるため、皮膚はより水分を欲するようになります。こうした場合には水分だけではなくて、その上から油分を補うことが必要になります。皮膚表面の水分を保持する代表的な成分としては①皮脂膜、②NMF(天然保湿因子:各種アミノ酸、乳酸塩、ピロリドンカルボン酸など)、③細胞間脂質(セラミドが主成分)などがあげられます。皮脂のみならず、細胞間脂質という表皮細胞から分泌される脂や、天然保湿因子であるアミノ酸も年齢とともに減少しますので、こうしたものを化粧品で補っていく必要もあるのです。
■折れ癖の始まりジワ≒表情ジワ
これは先ずもって皮膚(表皮と真皮)が加齢とともに薄くなり、しかも紫外線などの影響によって真皮内線維(コラーゲン、エラスチン)が断裂や変性(生体内酵素で分解されにくくなってしまう)を起こすことが原因となり生じます。修復されても元の構築状態には戻らず、さらに紫外線などにより発生した活性酸素によって、コラーゲン線維がいたるところで架橋結合(クロスリンキング)してしまい、柔軟性が低下するのです。
たとえば日光に当たった輪ゴムが劣化し、簡単に切れてしまうことを想像してみて下さい。形は残っていても本来の性質が失われている状態が“変性”です。こうして皮膚の軟らかさが無くなり、硬くなる(皮膚を内部臓器に密着させる力が弱まる)ことが、シワの形成に重大な影響を与えるのです。たとえば、ティッシュを丸めたものと、硬いコピー用紙を丸めたものを用意し、伸ばしてみてください。コピー用紙は伸ばしても、きれいにシワは伸びてくれません。また、曲げ伸ばしを繰り返すと、同じ部位での折れ癖がつきやすくなるのもコピー用紙です。
しかも皮膚のみならず、皮下脂肪も痩せると外側にある皮膚が余ってしまい、シワの原因になります。たとえばゴム風船にパンパンに空気を入れて膨らませても、空気をぬけばゴムといえどもシワシワが目立ちますよね。これは皮膚組織(表皮+真皮)が薄くなり柔軟性が無くなるのに加えて、皮下組織(脂肪や筋肉)がやせてしまうと「タルミ」や刻まれた「シワ」になりやすいということを示しています。でも、しぼんでシワが出来た風船でも、空気を入れて膨らませればシワはなくなります。
こうしたことを考えますと、年齢と共に少しずつふくよかになること(痩せすぎない)ことも重要なポイントです。また、男性は一般的に女性に比べると紫外線による皮膚ダメージを受けやすい傾向にあり(防御を行わないため)、女性に比べると小ジワは少ないものの、深く刻まれたシワが出来やすいように思います。これは、皮膚自体は本来厚くて皮脂も十分で乾燥しにくいのですが、柔軟性が失われて折れ目がつきやすいためと思われます。
以上、「折れ癖の始まりジワ≒表情ジワ」に触れてみましたが、これらの予防には、何よりもまずは紫外線対策が重要です。同時に外用剤の治療法では、全般的に皮膚の厚みを出して、柔軟性を出す(硬くなるのを防止する)ような成分が有用となります。皮膚の厚みを出す成分の代表はレチノイン酸です。
■表情ジワ
「表情ジワ」と呼ばれるものとしては、眉間の縦ジワ、目じりの「カラスの足跡」などが代表的なものになります。皮膚の下の筋肉が収縮して表情を作る際に、皮膚に筋肉ほどの柔軟性がなければ皮膚は筋肉の縮みに追随し、たわみながら距離を縮めるようになり、これがシワとして認識されるわけです。こうした表情ジワと呼ばれる部位への医学的治療には、筋肉の動きを抑える“ボトックス”を用いると有効です。そして同じような効果を発揮する化粧品成分としては、アルジルリンがあります。
* * *
以上、各シワのメカニズムを述べてみましたが、ヒアルロン酸注入によるシワ治療はどうでしょう? 私見ですが、シワが生じる順序を考えると、後年になって目立ってきたシワから治療をしてゆくほうが違和感がありません。一般的には、シワの進行はまず上まぶたの張りが緩み始め、次いで目尻にカラスの足跡、前額に横ジワ、鼻根部の横ジワ、鼻唇溝、眉間に縦ジワ、口角から顎にかけてのシワ(マリオネットライン)、口まわりの縦ジワ…といった順序となります。
<“シワ対策&保湿”成分>
薬事法により「シワに有効」とは表記できないため、多くは「有効成分」あるいは「保湿成分」と記されます。抗酸化剤も有用ですが、後日サプリメントの項にまとめたいと思います。ヒアルロン酸、セラミドなどの保湿成分も別項で扱いたいと思います。
●アルジルリン
筋肉の収縮に関与する神経伝達物質の過剰放出を抑制し、アドレナリンを貯蔵している細胞の膜蛋白質を動かなくする作用があり、シワの改善成分として注目されています。神経伝達系に働きかけて、筋肉の緊張を和らげ表情ジワの形成を軽減する作用がボトックス(ボツリヌス菌毒素)に似ていることから、「塗るボトックス」とも呼ばれています。
●レチノール
レチナールやレチノイン酸とともにビタミンAの一種ですが、一般的にはレチノールをビタミンAと称します。ビタミンAは抗夜盲症因子として発見されたビタミンで、視覚・聴覚・生殖などの機能保持、成長促進、皮膚や粘膜の正常保持、制癌などの幅広い作用を有しておりますが、レチノールは角質層の保湿性を高めて柔軟性を皮膚に与える成分として化粧品に配合されています。また、コラーゲン合成を促進する物質でもあることから、シワ予防に用いられています。医療機関などで使用されるレチノイン酸もビタミンA(レチノール)の誘導体ですが、その生理活性はレチノールの約300倍と言われています。
レチノイン酸は表皮のターンオーバーを促進し、角質を剥がれやすくし、表皮を厚くします。また皮脂腺の分泌を抑制し、表皮に存在するメラニン色素の排出を促進します。また真皮内で線維芽細胞を刺激することにより、コラーゲン線維やムコ多糖を増やして真皮を厚くする作用があり、海外では広く臨床(ニキビ、乾癬、皮膚光老化治療など)に使用されています。しかし現時点では、本邦では未認可です。レチノールに比べると、刺激性が問題となるのです。またレチノイン酸内服薬による副作用としては催奇形性が知られていますが、外用での危険はないと考えられています。
●レチノイン酸トコフェリル
レチノイン酸(ビタミンA酸)とトコフェロール(ビタミンE:抗酸化作用)を結合させたビタミンA酸誘導体。日清製粉が新規合成した化合物で、当初は創傷治癒促進剤(“床ずれ”などの皮膚潰瘍治療薬:オルセノン軟膏)として製品化されました。その作用を応用して、近年では化粧品へも配合され、シワ予防・保湿に寄与します。
シワやたるみなど皮膚の老化には、通常、「加齢に伴う老化」と「光老化」と呼ばれる紫外線によるダメージが加わったものがあります。光老化といえば、ある夜の席で先輩から聞いた印象的なエピソードを思い出します――「昔、とある先生が、当時の中国なら(化粧をしないので)化粧品による皮膚の障害がほとんどないのではないか? との仮説のもとに現地に赴いたところ、逆に化粧品による遮光をしないために光老化が顕著であることがわかった…」と。私たちが社会生活を送る上では、紫外線の影響なしには考えられません。今回は、皮膚の老化とシワの発生ならびに化粧品成分についてのお話です。
■乾燥ジワ
小ジワには「乾燥ジワ」といわれるものと、折れ癖の始まりとしての「表情ジワ」があります。
「乾燥ジワ」とは皮膚表面の角質の水分が欠乏して、角質の透明感が失われて白さが出現し、皮膚紋理がはっきりと目立ってしまう状態をいいます。たとえば“皮脂”という油の膜がなく角質が厚い「かかと」を見てください。白くはっきりした皮膚紋理は、水で濡らすだけで目立たなくなります。ティッシュペーパーを丸めると小さなシワがたくさんできますが、光と影の影響でそのときははっきり見えるシワも、水を垂らせば繊維が膨化し、空気が無くなり透明になってしまい、やがて目立たなくなります。
こうした現象は油の膜が少なく、その下に水分保持がままならない部分に出やすいといえます。顔でいうと“目元”は特に出やすいところです。しかも30代も半ばになると、女性は男性とは異なり皮脂の分泌量が著明に減少してきます(逆に男性は、皮脂の分泌量が多く、その下に水分が蓄えられるため、乾燥小ジワが少ないのです)。
また、年齢を重ねるにつれてターンオーバーが遅くなり、角質は厚くなる傾向になるため、皮膚はより水分を欲するようになります。こうした場合には水分だけではなくて、その上から油分を補うことが必要になります。皮膚表面の水分を保持する代表的な成分としては①皮脂膜、②NMF(天然保湿因子:各種アミノ酸、乳酸塩、ピロリドンカルボン酸など)、③細胞間脂質(セラミドが主成分)などがあげられます。皮脂のみならず、細胞間脂質という表皮細胞から分泌される脂や、天然保湿因子であるアミノ酸も年齢とともに減少しますので、こうしたものを化粧品で補っていく必要もあるのです。
■折れ癖の始まりジワ≒表情ジワ
これは先ずもって皮膚(表皮と真皮)が加齢とともに薄くなり、しかも紫外線などの影響によって真皮内線維(コラーゲン、エラスチン)が断裂や変性(生体内酵素で分解されにくくなってしまう)を起こすことが原因となり生じます。修復されても元の構築状態には戻らず、さらに紫外線などにより発生した活性酸素によって、コラーゲン線維がいたるところで架橋結合(クロスリンキング)してしまい、柔軟性が低下するのです。
たとえば日光に当たった輪ゴムが劣化し、簡単に切れてしまうことを想像してみて下さい。形は残っていても本来の性質が失われている状態が“変性”です。こうして皮膚の軟らかさが無くなり、硬くなる(皮膚を内部臓器に密着させる力が弱まる)ことが、シワの形成に重大な影響を与えるのです。たとえば、ティッシュを丸めたものと、硬いコピー用紙を丸めたものを用意し、伸ばしてみてください。コピー用紙は伸ばしても、きれいにシワは伸びてくれません。また、曲げ伸ばしを繰り返すと、同じ部位での折れ癖がつきやすくなるのもコピー用紙です。
しかも皮膚のみならず、皮下脂肪も痩せると外側にある皮膚が余ってしまい、シワの原因になります。たとえばゴム風船にパンパンに空気を入れて膨らませても、空気をぬけばゴムといえどもシワシワが目立ちますよね。これは皮膚組織(表皮+真皮)が薄くなり柔軟性が無くなるのに加えて、皮下組織(脂肪や筋肉)がやせてしまうと「タルミ」や刻まれた「シワ」になりやすいということを示しています。でも、しぼんでシワが出来た風船でも、空気を入れて膨らませればシワはなくなります。
こうしたことを考えますと、年齢と共に少しずつふくよかになること(痩せすぎない)ことも重要なポイントです。また、男性は一般的に女性に比べると紫外線による皮膚ダメージを受けやすい傾向にあり(防御を行わないため)、女性に比べると小ジワは少ないものの、深く刻まれたシワが出来やすいように思います。これは、皮膚自体は本来厚くて皮脂も十分で乾燥しにくいのですが、柔軟性が失われて折れ目がつきやすいためと思われます。
以上、「折れ癖の始まりジワ≒表情ジワ」に触れてみましたが、これらの予防には、何よりもまずは紫外線対策が重要です。同時に外用剤の治療法では、全般的に皮膚の厚みを出して、柔軟性を出す(硬くなるのを防止する)ような成分が有用となります。皮膚の厚みを出す成分の代表はレチノイン酸です。
■表情ジワ
「表情ジワ」と呼ばれるものとしては、眉間の縦ジワ、目じりの「カラスの足跡」などが代表的なものになります。皮膚の下の筋肉が収縮して表情を作る際に、皮膚に筋肉ほどの柔軟性がなければ皮膚は筋肉の縮みに追随し、たわみながら距離を縮めるようになり、これがシワとして認識されるわけです。こうした表情ジワと呼ばれる部位への医学的治療には、筋肉の動きを抑える“ボトックス”を用いると有効です。そして同じような効果を発揮する化粧品成分としては、アルジルリンがあります。
* * *
以上、各シワのメカニズムを述べてみましたが、ヒアルロン酸注入によるシワ治療はどうでしょう? 私見ですが、シワが生じる順序を考えると、後年になって目立ってきたシワから治療をしてゆくほうが違和感がありません。一般的には、シワの進行はまず上まぶたの張りが緩み始め、次いで目尻にカラスの足跡、前額に横ジワ、鼻根部の横ジワ、鼻唇溝、眉間に縦ジワ、口角から顎にかけてのシワ(マリオネットライン)、口まわりの縦ジワ…といった順序となります。
<“シワ対策&保湿”成分>
薬事法により「シワに有効」とは表記できないため、多くは「有効成分」あるいは「保湿成分」と記されます。抗酸化剤も有用ですが、後日サプリメントの項にまとめたいと思います。ヒアルロン酸、セラミドなどの保湿成分も別項で扱いたいと思います。
●アルジルリン
筋肉の収縮に関与する神経伝達物質の過剰放出を抑制し、アドレナリンを貯蔵している細胞の膜蛋白質を動かなくする作用があり、シワの改善成分として注目されています。神経伝達系に働きかけて、筋肉の緊張を和らげ表情ジワの形成を軽減する作用がボトックス(ボツリヌス菌毒素)に似ていることから、「塗るボトックス」とも呼ばれています。
●レチノール
レチナールやレチノイン酸とともにビタミンAの一種ですが、一般的にはレチノールをビタミンAと称します。ビタミンAは抗夜盲症因子として発見されたビタミンで、視覚・聴覚・生殖などの機能保持、成長促進、皮膚や粘膜の正常保持、制癌などの幅広い作用を有しておりますが、レチノールは角質層の保湿性を高めて柔軟性を皮膚に与える成分として化粧品に配合されています。また、コラーゲン合成を促進する物質でもあることから、シワ予防に用いられています。医療機関などで使用されるレチノイン酸もビタミンA(レチノール)の誘導体ですが、その生理活性はレチノールの約300倍と言われています。
レチノイン酸は表皮のターンオーバーを促進し、角質を剥がれやすくし、表皮を厚くします。また皮脂腺の分泌を抑制し、表皮に存在するメラニン色素の排出を促進します。また真皮内で線維芽細胞を刺激することにより、コラーゲン線維やムコ多糖を増やして真皮を厚くする作用があり、海外では広く臨床(ニキビ、乾癬、皮膚光老化治療など)に使用されています。しかし現時点では、本邦では未認可です。レチノールに比べると、刺激性が問題となるのです。またレチノイン酸内服薬による副作用としては催奇形性が知られていますが、外用での危険はないと考えられています。
●レチノイン酸トコフェリル
レチノイン酸(ビタミンA酸)とトコフェロール(ビタミンE:抗酸化作用)を結合させたビタミンA酸誘導体。日清製粉が新規合成した化合物で、当初は創傷治癒促進剤(“床ずれ”などの皮膚潰瘍治療薬:オルセノン軟膏)として製品化されました。その作用を応用して、近年では化粧品へも配合され、シワ予防・保湿に寄与します。
シワの各種治療法について
2005,08,13, Saturday
皮膚病AtoZ 「シワの各種治療法について」
はじめに(シワの発生について)
シワは年齢とともに脂肪や筋肉がやせをおこして皮膚と皮下組織の間でズレが生じること(たるみの主原因です)、皮膚(真皮)が加齢や紫外線などの影響によってコラーゲン線維やムコ多糖類などの基質が減少して皮膚が薄くなり、弾性線維の変性に伴い柔軟性を無くしてしまうこと、水分保持力が低下することなどがからみあって出現します。また、筋肉を収縮させて表情を作ったりすることを繰り返すことによってクセとしてシワが刻まれてくることも影響します。こうしたことを考えると、シワを少なくするには保湿とともに紫外線を防御しながら、年齢を重ねるとともに少しずつふくよかになっていくことだとも言えます。実際に見回してみても痩せた方よりもふくよかな方はシワが少ないですね。施術として行われるのは、皮膚の厚みをましてシワを少なくする(コラーゲン線維を増やす)、筋肉や脂肪などのかわりに皮下組織や真皮内に膨らませる成分をいれて容積を増やしてシワを持ち上げて少なくする、筋肉の動きをおさえる、などの方法です。
皮膚の厚みを出す:ビタミンC、レチノイン酸、レーザー、TCAピーリング
加齢とともに真皮の線維成分(コラーゲンなど)や基質成分(ヒアルロン酸などのムコ多糖類など)が減少すると皮膚表面に小ジワが増加します。擦り傷を負った部位(傷跡)にシワが少ないのにお気づきになったことはありませんか? 軽い瘢痕を作っているのですが、体は傷を治す際に欠損した組織を埋めるように線維成分や基質を作って、皮膚の厚みを増してゆきます(これが過剰に生じたのが、肥厚性瘢痕や瘢痕ケロイドです)。そのために傷跡が少し固く感じられたりするのです。コラーゲンを少しでも増やすことを目的にした治療には、刺激の少ないものからビタミンC外用、レチノイン酸の外用などがあります。レーザーも対象物に光が吸収されるとそこで熱が発生しますので、軽いヤケドを生じさせていることになります。実際に太田母斑(青アザ)で片方の目の周囲を治療していると、複数回繰り返した後に反対側に比べてシワが少ないのに気づきます。これらのレーザーを工夫して表面に傷を作らない程度に照射してもコラーゲン組織が産生されることが知られています。当然ではありますが、表面に傷を作る(かさぶたが出来る)タイプのレーザーの方がより高い効果を有しています。ケミカルピーリングにおいても同様で、グリコール酸を使用したピーリングよりもTCAなどの真皮内に直接影響を及ぼす(かさぶたが出来る)ピーリングの方がより効果的ではあります。ご自身の社会生活をお考えになって、どの程度までの治療を受けることが出来るかによって選択枝が変わってきます。かさぶたが出来るタイプでは約1週間傷をガーゼやテープにて覆っていただく必要があります。しばらくは(約2~3ヶ月)赤みが続きますし、その後の色素沈着を抑制するためにハイドロキノンやレチノイン酸などの美白剤をアフターケアとして外用していただきます。
①ビタミンC:下記治療が刺激症状にて使用できないときや化粧品として使用していただいています。
②ケミカルピーリング:グリコール酸などの弱い酸を用いて、皮膚表面の角質を整える治療で、ニキビ治療に特に有用です。角質を調整するとその下の皮膚も整えられることがわかってきています。グリコール酸は強くはないですが、メラニン色素の産生を抑える作用や真皮を厚くする作用がありますので、総合的な美肌(抗光老化)つくりに寄与します。肌のターンオーバーを目安に、10日から2週間の間隔で繰り返してゆきます。当院では手技を習熟後、ご自宅で継続していただきたく、独自のピーリングセットをご用意しています。洗顔後、ピーリング剤を塗布してマッサージするようになじませてゆきます。ピリピリした痛みを伴うこともありますが、ごく軽度です。冷却した後にビタミンCを外用(マスク使用、イオン導入など)するとより効果的です。施術後も通常通りにお化粧できます。セルフピーリングが面倒と思われる方には、安定型ビタミンCを配合した化粧水代わりにご使用していただけるマイルドピーリングローションをご用意していますので、洗顔後にご愛用の化粧水の前に日々ご使用下さい
③ レチノイン酸:ビタミンA酸(trans-retinoic acid:トレチノイン)。表皮細胞のターンオーバー(生まれ変わり)を早めて色素を早く外へ排出することによってシミを薄くするとともに、真皮でのコラーゲンを増生しますので、皮膚の光老化などの治療に汎用されています。時に刺激症状のために使用が制限されることがありますが、使用量や回数を加減することで継続可能です。詳しくはレチノイン酸外用剤使用上の注意を参照してください。
④ クールグライド:外用治療とTCAピーリングの中間的な位置づけになるのが、クールグライド(ロングパルスYAG)レーザーです。皮膚表面を傷つけない(non-ablative)レーザーで、毛細血管拡張症にも有用です。軽いチクチクした痛みがあります。約3~4週間間隔で繰り返してゆきます。
⑤キュリア:クールグライド同様に皮膚表面を傷つけないレーザーで、脱毛やにきび治療にも使用されるダイオードーレーザーです。ケミカルピーリングと組み合わせておこないます。
⑥TCAピーリング:35%(~60%)トリクロロ酢酸を患部に綿棒あるいはパフにて塗布するとfrostingと呼ばれる白色変化が見られ、その下に赤みが生じます。ムラがあれば、重ねぬリを行います。ある程度の蛋白凝固が進むとそれ以上には深く浸透しにくい傾向にあります。TCAはイボ治療に使用するモノクロロ酢酸などに比べると腐蝕作用・刺激感ともに少ないが、グリコール酸よりは刺激感が強く、塗布1~2分後から疼痛が生じてきますので、送風して軽減させます。約5分後に、水を含ませたガーゼやタオルなどで患部を約15分間冷却します。その後ステロイド含有軟膏を塗布します。一般的に若年者ほど炎症後色素沈着をきたしやすいようですので、美白剤によるアフターケアを要します。グリコール酸ピーリングよりも明らかにシワ改善効果は高くなります。
皮膚や皮下にボリュームを負荷(ふくらませる)して、表面のシワを延ばす:ヒアルロン酸
極端な例ですが、顔がむくんだり、打撲して腫れている時に皮膚のシワが浅くなっているのにお気づきになったことはありませんか? ヒアルロン酸は自身の約6000倍もの水を引き付けることによって膨らみます。その効果によって刻まれているシワを浅くしたり、その部位で折れ曲がりにくくしたり、くぼみを浅くします。製品のヒアルロン酸の重合度合いによって吸収される速度が異なります。また、よく動く部位では多少吸収が早くなるようです。重合度合いによって、吸収速度が異なる以外にもヒアルロン酸ゲルの固さが異なりますので、重合度合いの高い製品を皮膚の浅い部位に使用するとボコボコ感が残りやすくなります。そのため、適材適所で目的によって使用する製品を選択します。例えば浅いシワにはタッチライン、目の周囲ではレスチレン、鼻唇溝(ほうれい線)やあご出し、隆鼻、頬やこめかみの窪み修正などではより重合度合いが高いパーレーンなどを使用します。施術後の制限は特にありませんが、ヒアルロン酸をなじませるために患部のマッサージを行っていただきます。メークなどは通常通り行えます。副作用としては注入時の痛みがありますが、局所表面麻酔を行うことによって軽減されます。その他に注入局所の内出血などが起こりえますが、時間とともに消失します。
ヒアルロン酸治療を受けられる方へを参照下さい。
筋肉の動きを抑える:ボツリヌス菌毒素(ボトックス)
しかめっ面を繰り返すと、眉間に縦ジワが次第にくっきりと出てきます。おでこにシワを寄せることを繰り返すとおでこに横ジワが刻まれてきます。目じりのシワをカラスの足跡と言いますが、笑いジワとも呼びます。それぞれ、その皮膚の下にある筋肉(眉間ではすう眉筋、おでこでは前頭筋、目じりには目を閉じる眼輪筋が目の周りにあります)が収縮すると、筋肉と同じようには収縮できないその表面にある皮膚はたわみながら距離を縮めます。それがシワとして見られるのです。それが繰り返されると、若いころには柔軟であった皮膚も年齢とともに膠原線維の減少や弾性線維の変性によって柔軟性を失っていることも相まって、同じ部位で折れ曲がりやすいようにクセとして皮膚にシワが刻まれてきます。ハンカチにもたたみ癖として折り目がついてきたりするのと似ています。これらの折れ曲がりの頻度を少なくするために筋肉の動きを抑えるのがボツリヌス菌毒素注射です。シワが出来るのを予防することになります。しかも人間は立って生活しますので、下方向へ重力がかかりますから、刻まれていたおでこの横ジワも次第に伸びてきます。重力に従って自然にシワが伸びてくるので、出来上がりがヒアルロン酸などの充填剤を部分的に注入してシワを浅くする方法に比べておでこ全体で見た場合により自然できれいな仕上がりだと思います。筋肉の動きは、神経・筋接合部で神経終末からのアセチルコリンという物質の放出によってコントロールされています。ボツリヌス菌毒素はこのアセチルコリン放出を抑えるので、筋肉へ刺激が伝わらず、動きが止まります。但し、この作用はあくまでも一時的で、2~4ヶ月もすると次第に戻ってきます。そのため、施術が気に入った場合には完全に元に戻る前に繰り返すのがより効果的です。次第に施術間隔が伸びてゆきます。また、ヒトによっては意識しないでクセとして表情を作っていた場合(例えば、無意識のうちにしかめっ面をしていたなど)、そのクセが矯正されてしなくなるという効果もあります。施術は作用させたい部位の筋肉に皮膚面から注射を数箇所行います。術後の制限は特にありませんし、メークなども通常通り行えます。副作用としては、局所注射による内出血の可能性、軽度の一過性頭痛・違和感などです。また、前額(おでこ)や眉間の施術により多少の表情の変化やまぶたの重さを感じる方がおられますが、一過性です(効果も一過性であれば、副作用も一過性であるとも言えます)。初回の結果を参考にして、次回からの注射部位などを変更することによってより希望に沿った効果を目指します。
ボツリヌス菌毒素製剤についてを参照下さい。
シワは年齢とともに脂肪や筋肉がやせをおこして皮膚と皮下組織の間でズレが生じること(たるみの主原因です)、皮膚(真皮)が加齢や紫外線などの影響によってコラーゲン線維やムコ多糖類などの基質が減少して皮膚が薄くなり、弾性線維の変性に伴い柔軟性を無くしてしまうこと、水分保持力が低下することなどがからみあって出現します。また、筋肉を収縮させて表情を作ったりすることを繰り返すことによってクセとしてシワが刻まれてくることも影響します。こうしたことを考えると、シワを少なくするには保湿とともに紫外線を防御しながら、年齢を重ねるとともに少しずつふくよかになっていくことだとも言えます。実際に見回してみても痩せた方よりもふくよかな方はシワが少ないですね。施術として行われるのは、皮膚の厚みをましてシワを少なくする(コラーゲン線維を増やす)、筋肉や脂肪などのかわりに皮下組織や真皮内に膨らませる成分をいれて容積を増やしてシワを持ち上げて少なくする、筋肉の動きをおさえる、などの方法です。
皮膚の厚みを出す:ビタミンC、レチノイン酸、レーザー、TCAピーリング
加齢とともに真皮の線維成分(コラーゲンなど)や基質成分(ヒアルロン酸などのムコ多糖類など)が減少すると皮膚表面に小ジワが増加します。擦り傷を負った部位(傷跡)にシワが少ないのにお気づきになったことはありませんか? 軽い瘢痕を作っているのですが、体は傷を治す際に欠損した組織を埋めるように線維成分や基質を作って、皮膚の厚みを増してゆきます(これが過剰に生じたのが、肥厚性瘢痕や瘢痕ケロイドです)。そのために傷跡が少し固く感じられたりするのです。コラーゲンを少しでも増やすことを目的にした治療には、刺激の少ないものからビタミンC外用、レチノイン酸の外用などがあります。レーザーも対象物に光が吸収されるとそこで熱が発生しますので、軽いヤケドを生じさせていることになります。実際に太田母斑(青アザ)で片方の目の周囲を治療していると、複数回繰り返した後に反対側に比べてシワが少ないのに気づきます。これらのレーザーを工夫して表面に傷を作らない程度に照射してもコラーゲン組織が産生されることが知られています。当然ではありますが、表面に傷を作る(かさぶたが出来る)タイプのレーザーの方がより高い効果を有しています。ケミカルピーリングにおいても同様で、グリコール酸を使用したピーリングよりもTCAなどの真皮内に直接影響を及ぼす(かさぶたが出来る)ピーリングの方がより効果的ではあります。ご自身の社会生活をお考えになって、どの程度までの治療を受けることが出来るかによって選択枝が変わってきます。かさぶたが出来るタイプでは約1週間傷をガーゼやテープにて覆っていただく必要があります。しばらくは(約2~3ヶ月)赤みが続きますし、その後の色素沈着を抑制するためにハイドロキノンやレチノイン酸などの美白剤をアフターケアとして外用していただきます。
①ビタミンC:下記治療が刺激症状にて使用できないときや化粧品として使用していただいています。
②ケミカルピーリング:グリコール酸などの弱い酸を用いて、皮膚表面の角質を整える治療で、ニキビ治療に特に有用です。角質を調整するとその下の皮膚も整えられることがわかってきています。グリコール酸は強くはないですが、メラニン色素の産生を抑える作用や真皮を厚くする作用がありますので、総合的な美肌(抗光老化)つくりに寄与します。肌のターンオーバーを目安に、10日から2週間の間隔で繰り返してゆきます。当院では手技を習熟後、ご自宅で継続していただきたく、独自のピーリングセットをご用意しています。洗顔後、ピーリング剤を塗布してマッサージするようになじませてゆきます。ピリピリした痛みを伴うこともありますが、ごく軽度です。冷却した後にビタミンCを外用(マスク使用、イオン導入など)するとより効果的です。施術後も通常通りにお化粧できます。セルフピーリングが面倒と思われる方には、安定型ビタミンCを配合した化粧水代わりにご使用していただけるマイルドピーリングローションをご用意していますので、洗顔後にご愛用の化粧水の前に日々ご使用下さい
③ レチノイン酸:ビタミンA酸(trans-retinoic acid:トレチノイン)。表皮細胞のターンオーバー(生まれ変わり)を早めて色素を早く外へ排出することによってシミを薄くするとともに、真皮でのコラーゲンを増生しますので、皮膚の光老化などの治療に汎用されています。時に刺激症状のために使用が制限されることがありますが、使用量や回数を加減することで継続可能です。詳しくはレチノイン酸外用剤使用上の注意を参照してください。
④ クールグライド:外用治療とTCAピーリングの中間的な位置づけになるのが、クールグライド(ロングパルスYAG)レーザーです。皮膚表面を傷つけない(non-ablative)レーザーで、毛細血管拡張症にも有用です。軽いチクチクした痛みがあります。約3~4週間間隔で繰り返してゆきます。
⑤キュリア:クールグライド同様に皮膚表面を傷つけないレーザーで、脱毛やにきび治療にも使用されるダイオードーレーザーです。ケミカルピーリングと組み合わせておこないます。
⑥TCAピーリング:35%(~60%)トリクロロ酢酸を患部に綿棒あるいはパフにて塗布するとfrostingと呼ばれる白色変化が見られ、その下に赤みが生じます。ムラがあれば、重ねぬリを行います。ある程度の蛋白凝固が進むとそれ以上には深く浸透しにくい傾向にあります。TCAはイボ治療に使用するモノクロロ酢酸などに比べると腐蝕作用・刺激感ともに少ないが、グリコール酸よりは刺激感が強く、塗布1~2分後から疼痛が生じてきますので、送風して軽減させます。約5分後に、水を含ませたガーゼやタオルなどで患部を約15分間冷却します。その後ステロイド含有軟膏を塗布します。一般的に若年者ほど炎症後色素沈着をきたしやすいようですので、美白剤によるアフターケアを要します。グリコール酸ピーリングよりも明らかにシワ改善効果は高くなります。
皮膚や皮下にボリュームを負荷(ふくらませる)して、表面のシワを延ばす:ヒアルロン酸
極端な例ですが、顔がむくんだり、打撲して腫れている時に皮膚のシワが浅くなっているのにお気づきになったことはありませんか? ヒアルロン酸は自身の約6000倍もの水を引き付けることによって膨らみます。その効果によって刻まれているシワを浅くしたり、その部位で折れ曲がりにくくしたり、くぼみを浅くします。製品のヒアルロン酸の重合度合いによって吸収される速度が異なります。また、よく動く部位では多少吸収が早くなるようです。重合度合いによって、吸収速度が異なる以外にもヒアルロン酸ゲルの固さが異なりますので、重合度合いの高い製品を皮膚の浅い部位に使用するとボコボコ感が残りやすくなります。そのため、適材適所で目的によって使用する製品を選択します。例えば浅いシワにはタッチライン、目の周囲ではレスチレン、鼻唇溝(ほうれい線)やあご出し、隆鼻、頬やこめかみの窪み修正などではより重合度合いが高いパーレーンなどを使用します。施術後の制限は特にありませんが、ヒアルロン酸をなじませるために患部のマッサージを行っていただきます。メークなどは通常通り行えます。副作用としては注入時の痛みがありますが、局所表面麻酔を行うことによって軽減されます。その他に注入局所の内出血などが起こりえますが、時間とともに消失します。
ヒアルロン酸治療を受けられる方へを参照下さい。
筋肉の動きを抑える:ボツリヌス菌毒素(ボトックス)
しかめっ面を繰り返すと、眉間に縦ジワが次第にくっきりと出てきます。おでこにシワを寄せることを繰り返すとおでこに横ジワが刻まれてきます。目じりのシワをカラスの足跡と言いますが、笑いジワとも呼びます。それぞれ、その皮膚の下にある筋肉(眉間ではすう眉筋、おでこでは前頭筋、目じりには目を閉じる眼輪筋が目の周りにあります)が収縮すると、筋肉と同じようには収縮できないその表面にある皮膚はたわみながら距離を縮めます。それがシワとして見られるのです。それが繰り返されると、若いころには柔軟であった皮膚も年齢とともに膠原線維の減少や弾性線維の変性によって柔軟性を失っていることも相まって、同じ部位で折れ曲がりやすいようにクセとして皮膚にシワが刻まれてきます。ハンカチにもたたみ癖として折り目がついてきたりするのと似ています。これらの折れ曲がりの頻度を少なくするために筋肉の動きを抑えるのがボツリヌス菌毒素注射です。シワが出来るのを予防することになります。しかも人間は立って生活しますので、下方向へ重力がかかりますから、刻まれていたおでこの横ジワも次第に伸びてきます。重力に従って自然にシワが伸びてくるので、出来上がりがヒアルロン酸などの充填剤を部分的に注入してシワを浅くする方法に比べておでこ全体で見た場合により自然できれいな仕上がりだと思います。筋肉の動きは、神経・筋接合部で神経終末からのアセチルコリンという物質の放出によってコントロールされています。ボツリヌス菌毒素はこのアセチルコリン放出を抑えるので、筋肉へ刺激が伝わらず、動きが止まります。但し、この作用はあくまでも一時的で、2~4ヶ月もすると次第に戻ってきます。そのため、施術が気に入った場合には完全に元に戻る前に繰り返すのがより効果的です。次第に施術間隔が伸びてゆきます。また、ヒトによっては意識しないでクセとして表情を作っていた場合(例えば、無意識のうちにしかめっ面をしていたなど)、そのクセが矯正されてしなくなるという効果もあります。施術は作用させたい部位の筋肉に皮膚面から注射を数箇所行います。術後の制限は特にありませんし、メークなども通常通り行えます。副作用としては、局所注射による内出血の可能性、軽度の一過性頭痛・違和感などです。また、前額(おでこ)や眉間の施術により多少の表情の変化やまぶたの重さを感じる方がおられますが、一過性です(効果も一過性であれば、副作用も一過性であるとも言えます)。初回の結果を参考にして、次回からの注射部位などを変更することによってより希望に沿った効果を目指します。
ボツリヌス菌毒素製剤についてを参照下さい。